Hawaiian Buddhist Cultural Properties Study
2023.11.26
研究成果
2023.11.26
研究成果
2022.11.22
活動報告
2022.01.20
研究成果
2022.01.19
活動報告
ハワイには、19世紀末から海を渡った日本仏教各宗派の寺院があるが、寺院に遺る文献資料のほか、特に仏像・仏具・写真などのモノ資料(文化財を含む)については、その所蔵状況も含めて整理と調査がほとんど行われていない。本科研プロジェクトは、これら未発掘の文献資料とモノ資料を新たな資料体系として構築し、ハワイ日系社会の中で展開した日本仏教の動向を、宗派横断的かつ実証的に評価することを目指している。
文献資料に比べ、特にモノ資料については先行研究で調査や研究の対象として考察された前例がない。これに対し、本科研では新発見の資料とモノ資料から、太平洋戦争中の日系人強制収容所での仏教行事を示す仏具や、戦時下において寺院が再開されていたことを示す資料を新たに発見した。これらの成果を、本ウェブサイト等で公開・共有し、ハワイ日系人社会における仏教の位置づけに新たな見地を加えることとしたい。
ハワイ仏教文化財研究は刊行物などの二次的な資料や、裏付けが不十分なインタビューを根拠に考察されてきた過去の研究を、各宗派の僧侶や信者の「直接の声」が反映されている文献資料や、信仰の対象や儀礼に用いられていた文化財資料などによって史実の裏付けを行う。
ハワイの日系人社会の中で日本仏教が人々の精神的支えであり、かつ生活の一部として重要な位置を占めていたことを実証的に明らかにする。
ハワイ仏教文化財調査(オアフ島)
マイグレーション研究会・海外仏教文化財
研究会合同ワークショップ
(2019年9月20日)
【ハワイ日系仏教寺院所蔵の写真・音声資料の現状と保存・継承の課題】
第23回日本近代仏教史研究会研究大会
(2016年6月4日)
【シンポジウム 太平洋をまたぐ日系仏教の諸相】
司会:守屋友江(阪南大学)
コメンテーター:藤井健志(東京学芸大学)
佛教史学会12月例会ワークショップ
(2019年12月14日)
【在外仏教文化財調査からみた領域横断的な日本仏教史研究】